NEW BUSINESS / PARTNER RESEARCH #001
スポンサードラーニング × ブランド体験型特典
B2Cブランド パートナー候補リサーチ
作成日: 2026-05-27
作成者: @market-researcher
関連: 新規事業アイデア 001
レビュー先: 田中亮
EXECUTIVE SUMMARY
方針: 外資系ブランドとのダイレクト交渉が今期の優先テーマ。「英語を使わないといけない理由がある文脈」を持つブランドに絞り、スピークバディのコンテンツ内に取り込む 「スポンサードラーニング」モデル を検証する。
優先順位(3段階)
第1優先(今期・外資系)
- マリオット Bonvoy / ヒルトン Honors — ホテル滞在×英会話。ロイヤリティプログラム連動
- シンガポール航空 / ハワイアン航空 — フライト×サービス英語。旅行学習層との親和性◎
- スターバックス(海外店舗文脈) — 海外スタバ注文シーン。国内窓口あり・ブランド力◎
第2優先(並行・国内からアクセスしやすい)
- ANA — 国内大手・SQ合弁活用・既存法人顧客との重複
- サーティワン — 特典コスト低・意思決定速い・IP展開実績多
探索(中期)
- ZARA / MANGO(海外ショッピングシーン)
- Apple Store 海外(ガジェット×英語)
今やること(具体アクション)
WEEK 1-2賀来賢人キャンペーンデータの整理・提案資料の土台作成
WEEK 2-3マリオット/ヒルトン/SQの日本法人マーケ担当をLinkedInで特定・初回コンタクト
WEEK 3-4初回ヒアリング(30分)実施 → 反応を見て提案フレームを磨く
MONTH 21社でもPoC合意 → コンテンツ設計・特典設計・効果測定KPI策定
本レポートの主要セクション: ① Duolingo×Luckin Coffee(参考事例・ただしモデルは逆方向)/ ② ギフティの位置づけ整理(配布インフラまたは紹介経路として活用)/ ③ 海外×外資系ブランド候補11社 / ④ ブランド提案ストーリーの組み立て方(新規・賀来賢人データ活用) / ⑤ PoC仮説と検証ポイント / ⑥ 「英語力 → ネクストアクション」送客パートナー候補(人材紹介・留学エージェント)
ビジネスモデルの構造
広告枠の切り売りではなく「体験マーケティング・コンテンツマーケティング投資」としてブランド側に提案する三方良しモデル。
STEP 1 / LEARN
スピークバディの全ユーザーが、ブランドのシナリオで1週間英語を学ぶ(例: サーティワンで注文する英会話 7レッスン)— 法人・個人ユーザーを問わない
STEP 2 / COMPLETE
コース修了で、そのブランドの実物体験(クーポン・商品・体験チケット・マイル)を獲得
STEP 3 / VISIT
クーポン引換で店舗・施設訪問 → ブランド側の購買・愛着醸成に接続
類似事例 / VALIDATION
Duolingo × Luckin Coffee(2025年7月・中国 + シンガポール)
「多喝多学习(飲むほどに、学ぼう)」キャンペーン。Duolingoがアジア地域で実施した過去最大規模のブランド連携。
- 実績: 中国24,000店舗で展開、コラボカップ 2週間で1,000万杯完売、キャンペーン期間中Duolingo DAU 300万到達
- 仕組み: 共同ブランドカップ+限定マグ(119.8元以上購入で交換)+上海ポップアップストア
- シンガポール版: パンダンココナッツラテ+Duolingoブランドのカップスリーブ&ステッカー
- 示唆: 「カジュアル飲食×語学学習アプリ」の組み合わせは、エンゲージメントの自然な接続点として既に検証済み。日本市場における先行者利益はまだ未取得。
出典: Campaign Asia (2025) / RADII / AMo Design Case
DEEP DIVE / 事例ディテール
Duolingo × Luckin Coffee 「Duo Energy / 多喝多学习」 全解剖
2025年7月にDuolingoがLuckin Coffeeと組んで仕掛けた、アジア過去最大規模のブランドコラボ。スピークバディが日本で再現しうるか、社内勉強会・チーム共有用にディテールまで整理する。
⚠️ モデルの違いに注意(田中 2026-05-27)
Duolingo × Luckinは 「LuckinがDuolingoのキャラIP(Duo=緑のフクロウ)を活用したブランドコラボ」 であり、スピークバディが目指すモデルとは 逆方向。学習コンテンツの中にLuckinが入っているわけではなく、Luckinの店舗・商品にDuolingoのキャラが乗っている構造。
Duolingo側(IPを貸す側)
キャラクター(Duo)= 強力なIPとして商品・店舗の世界観に進出。学習アプリ側はブランド体験を提供しない。
スピークバディ側(コンテンツに取り込む側)
ブランドが広告主・スポンサーとして学習コンテンツの中に入ってくる。ユーザーは「そのブランドのシーンで英語を使う」体験をする。
DuolingoにはオウルというキャラがあるためIP戦略が成立するが、スピークバディにはそのような強力なキャラIPがない。同じやり方を直輸入しても再現できない。
→ スピークバディが取るべき方向: ブランドを「コンテンツ側に惹き込む」モデル。学習者がブランドのシーンに繰り返し触れるため、ユーザーとブランドの接点が 圧倒的に多く・深く なる。1回限りの広告視聴より効果が高い。
本セクションは 「参考事例」として有用 だが、 同じビジネスモデルではない 点を前提に読むこと。
1. コラボの概要・経緯
キャンペーン名は 「Learn More, Drink More! / 多喝多学习(飲むほどに、学ぼう)」。中国版ではDuolingoキャラクター「Duo(緑のフクロウ)」とLuckin Coffeeのキャラクター「Lucky(青い鹿)」が結婚するというストーリーで展開され、2025年7月8日に上海でバーチャル結婚式を開催。Weiboほか中国SNSで生中継された。
2025年2月にDuolingoが公式SNSでマスコット「Duo」の死亡を発表し、その後復活させる一連のバイラル演出(「Duo died」事件)を経て、7月のLuckin Coffeeコラボはその「Duo再起プロジェクト」の集大成として企画された。
2025-02Duoキャラ「死亡発表」
SNSで世界的バイラル
2025-06-30「謎の新郎」公表
結婚相手をティーザー化
2025-07-06商品発売・マグ即完売
朝8:00オンライン完売
2025-07-08Weibo結婚式生中継
キャンペーン本格スタート
展開地域は 中国24,000店舗+シンガポール全店。シンガポール版はパンダンココナッツラテという地域特化メニューで「現地化」も同時に成功させている。
2. コンテンツ設計の詳細
コラボ商品(飲料)
- 中国版: 共同ブランドカップで提供される限定ドリンク(複数フレーバー)
- シンガポール版: パンダンココナッツラテ(パンダンの香り+コールドプレスココナッツクリーム+エスプレッソ)— 東南アジアらしい現地化
限定マーチャンダイズ(特典)
- 共同ブランドカップ(コラボ仕様)— ドリンク提供時に標準装備
- 限定マグ(119.8元≒約2,500円以上の購入で交換、オンライン販売は 朝8:00で即完売)
- Duolingoブランドカップスリーブ・ステッカーシート・コレクタブル紙袋
- シンガポール版限定: ドリンク2杯購入で「Coffee Chat ステッカーパック」プレゼント(在庫限り)
- 上海ポップアップストアでの限定グッズ・体験
SNS/コンテンツ展開
- 「結婚式」短編ドラマ動画を毎日10:00 / 12:00 / 14:00の3回、中国SNSプラットフォームで定時配信
- マクドナルド、海底捞(Haidilao)、Eleme(フードデリバリー)、Watsons(ワトソンズ)など 他ブランドも自社キャラを結婚写真に登場させて参加 — ファン参加型のミーム化が連鎖
- キャンペーンハッシュタグ
#多邻国猫头鹰官宣结婚 は7月4日時点でWeibo閲覧数 961万超、ホット検索23位
注: Duolingoアプリ内学習との接続
[コラボの構造図 / テキスト版]
[認知トリガー] [購買アクション] [習慣化エンジン]
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Weibo結婚式 ──→ Luckin店舗で ──→ Duolingoアプリで
/ SNS バイラル コラボ飲料購入 日次学習継続
961万閲覧 (2週間で1,000万杯) (DAU 300万到達)
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└─────────────────────────────┴───────────────────┘
▼
コラボカップ・マグ・ステッカー
(物理特典が再認知トリガーに循環)
※ Duolingoは本キャンペーンで「アプリ内学習ミッション → 特典クーポン交換」という直接統合ではなく、ブランド話題化 → Duoキャラへの愛着 → アプリ起動 という間接動線でDAUを引き上げている点が重要。スピークバディがやるなら、ここを「学習修了で直接クーポン発行」の直接統合に進化させる余地がある。
3. 数値成果
1,000万杯
コラボ飲料の
2週間販売数
24,000店
中国Luckin展開店舗
(+SG全店)
300万
期間中Duolingo
中国DAU
961万
Weibo
ハッシュタグ閲覧数
- 商品売上: 2週間で1,000万杯完売 — Luckin Coffeeの単一プロモーションとして史上最大級
- Duolingo DAU: キャンペーン期間中、中国で300万到達。2025年Q3のDuolingo Math+MusicのDAU合計と同水準。中国は「Duolingo最速成長地域」のドライバーになった
- マグ即完売: オンライン販売開始から朝8:00で完売 — 物理特典への需要強度を実証
- ブランド波及: McDonald's / 海底捞 / Eleme / Watsons など他社が自発的にコラボ写真に「参加」する UGC連鎖型ブランド露出
出典: Campaign Asia / Marketing-Interactive / Duolingo Q3FY25 Shareholder Letter / AMo Design Case
4. ブランド側・学習側それぞれの得たもの
| 観点 |
Luckin Coffee(ブランド側)が得たもの |
Duolingo(学習側)が得たもの |
| 直接売上 / KPI |
- 2週間で1,000万杯(コラボ商品単独)
- マグ・グッズ限定販売の追加売上
- 上海ポップアップ来店
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- 中国DAU 300万到達
- 中国市場が「最速成長地域」化
- 結果として2025年Q3 グローバル50M DAU突破に寄与
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| ブランド資産 |
- 「カジュアル & ファン」イメージ強化
- 若年層・Z世代との接点拡大
- 他ブランド(McDonald's等)の自発参加でハブ化
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- Duoキャラのアジアでのアイコン化
- 「死亡→復活→結婚」のストーリー資産化
- 中国市場での自然な認知獲得(広告費換算で数十億円規模)
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| 顧客接点 / データ |
- Luckinアプリ会員のエンゲージメント増
- 新規来店客の獲得(Duolingoファン経由)
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- 物理空間での「再認知トリガー」確保
- カップ・マグが日常使いで再露出
|
5. 日本市場への示唆 — なぜまだ誰もやっていないのか
「日本で誰もやっていない」5つの構造的理由
- ① ブランド側のミッション型UXの未成熟: スタバRewards/楽天ポイント以外、学習タスク的なUXに慣れているB2Cブランドが少ない
- ② 学習アプリ側にDuolingo級の「キャラクター資産」がない: Duoはミーム化済み。スピークバディ「バディ」のIP価値はまだ育成段階
- ④ コラボ意思決定の階層深さ: 日本の大手B2Cは複数部門レビュー要。中国のLuckinはCMO層が即決できるフラット構造
- ⑤ ブランド毀損リスクへの過剰な感度: 「英語学習アプリと組んで何が起きるか分からない」を理由に保留される傾向
日本版を作るとした場合の主要課題
- 「結婚式級」のストーリーが作れるか: 中国の成功はDuoキャラの死亡→復活→結婚という1年単位の物語投資があってこそ。日本側も先にIP育成が必要
- 規模感の現実: Luckin中国24,000店舗の物理露出力は、日本のスタバ1,900店・サーティワン1,100店程度では再現不可。「店舗数勝負」ではなく「修了率×継続率」の質的勝負に置き換える必要
スピークバディだからこそ強い点
- スピークバディユーザーは英語学習に強い動機を持つ層 = 完走率が一般キャンペーンより圧倒的に高い
- 30代後半〜50代の中高年層は クーポン獲得モチベが弱い分、「体験・限定性」への反応は強い(スタバ限定イベント・星野リゾート等)
- 日常的に英語を使いたいシーン(旅行・ホテル・飛行機)と学習コンテンツの文脈が直結しやすく、特典のリアリティが高い
6. その他のDuolingo × ブランドコラボ実績(参考)
Duolingoがマスコット「Duo」を軸にB2Cブランドコラボを連発しており、「アプリ×ブランド体験」のフォーマットを既に確立している点は注目に値する。
2024-08
Duolingo × Crocs
限定クラシッククロッグ($70)。日課レッスンを思い出させるJibbitz付き。NYポップアップで先行販売。
2024-12 / 2025
Duolingo × Netflix「イカゲーム」
Squid Game シーズン2に合わせた韓国語特別コース。Netflix視聴者を韓国語学習に誘導。
2024-夏
Duolingo × パリ五輪(TikTok)
Duo主催のTikTok「Owl Games」シリーズ。スポーツ×バイラル動画でDAU引き上げ。
2025-09
Duolingo × ガシャポン(日本)
「めじるしアクセサリー」をガシャポン展開。東京で早期完売、想定需要超え。
2025-12
Duolingo × 渋谷ポップアップ「DUOMART」
日本初ポップアップ。コンビニコンセプト。12/18-30で10,000人来場、グッズ完売。
2025-夏
Duolingo × Charli XCX
Charli XCXコンサートでDuoがブラットグリーン仕様で登場。Z世代音楽カルチャー接続。
示唆: Duolingoのコラボは「飲食(Luckin)/ アパレル(Crocs)/ エンタメ(Netflix・Charli XCX)/ 物販(ガシャポン)/ 体験(ポップアップ)」と 5軸すべて に展開済み。スピークバディは法人特化のため動線は異なるが、「カテゴリ別に1社ずつ攻める」順序の参考になる。
出典: Campaign Asia / Marketing-Interactive / AMo Design Case / Duolingo Q3FY25 Shareholder Letter / HypeBeast: Duolingo × Crocs / PR EDGE: 渋谷DUOMART / MarkeZine: DuolingoのIP活用
カテゴリ 1 / 飲食・カフェ・スイーツ
クーポン原価が低く、店舗体験への動線が明確。スポンサードラーニング型と最も親和性が高い領域。
最初にアプローチすべき理由: クーポン原価が圧倒的に低く、外部IPコラボ実績が国内最多級(ハローキティ/サンリオ/キットカット/ポケモン)。意思決定スピードと柔軟性が高い。
- 英語学習シナリオ親和性
- 「フレーバー31種類の英語名」「サイズ選択(Single/Regular)」「トッピング注文」「英語圏旅行先でのアイス購入会話」など、初級〜中級の実践会話シナリオが即座に量産可能。
- 提供できる修了特典
- レギュラーシングル無料券(原価400円前後)/コラボフレーバー先行体験/本社見学ツアー(マニアック層向け上位特典)
- 体験マーケへの積極度
- 2024-2025年に 少なくとも5件の大型コラボ(キティ・サンリオ・キットカット・ポケモン・アフタヌーンティー)を実施。コラボキャンペーン体制が組織化されている。
- ターゲット相性
- ビジネスパーソンより家族世帯・若手社員に強い。「家族と週末利用」の文脈で訴求可能。
- 窓口アクセス
- マーケティング本部・コラボキャンペーン担当に直接打診可能。本社品川。
PROS低単価・量産可能・社内コラボ意思決定速い
CONSビジネスパーソンへの直接訴求は弱い・夏季偏重
最初にアプローチすべき理由: 1,500万人のRewards会員+eTicketインフラ稼働中。修了特典のデジタル発行がそのまま既存システムに乗る。
- 英語学習シナリオ親和性
- 「カスタマイズ注文(Tall/Grande/Venti、ミルク変更、シロップ追加)」は世界中の英語コンテンツで定番題材。海外スタバ訪問は出張英語の鉄板シナリオ。
- 提供できる修了特典
- 300円/500円/800円eTicket(2025年3月刷新でビバレッジ・フード・豆・ティーへ拡大)/コーヒーセミナー先行予約/会員限定イベント招待
- 体験マーケへの積極度
- 「マイコーヒーパスポート」「Starbucks Odyssey」などのweb3ロイヤリティ実験を含めて体験設計に最も投資している国内ブランド。
- ターゲット相性
- 大企業ホワイトカラーとの親和性が極めて高い。研修対象社員層と顧客層がほぼ重なる。
- 窓口アクセス
- ロイヤリティチーム+デジタル戦略部門。ブランド毀損リスクへの感度は高いため、提案精度要。
PROS会員基盤巨大・既存eTicket活用・ホワイトカラー直撃
CONSブランド管理が厳格・提案ハードル高い・eTicket原価高め
- 英語学習シナリオ親和性
- スタバと同等のカフェ注文シナリオ。差別化はサイズ呼称(Short/Tall/Grande/Mega)と独自フードメニュー。
- 修了特典
- ドリンクチケット/T'sCARD ポイント付与
- 所見
- スタバが断られた場合の代替候補として位置づけ。ブランド資産はスタバより低いが、意思決定は柔軟。
PROSスタバ代替として現実的・親会社の信用力
CONS顧客層がスタバより弱く訴求軸が薄い
- 英語学習シナリオ親和性
- 「電話 / オンラインでのピザ注文」は英語シナリオの定番。トッピング指定・配達指示の会話がそのまま設計可能。
- 修了特典
- ピザ1枚無料券/クォーター・サイズ試食券
- 所見
- 米国本社の意思決定が早く、デジタルマーケティング投資積極。家族世帯向け週末利用との接続も自然。
PROS注文シナリオが英語学習の鉄板・米系の判断スピード
CONSクーポン原価が高い・ヘルシー志向と逆行
カテゴリ 2 / 旅行・ホスピタリティ
「英語を学ぶ動機」と「旅行で使う」の文脈が直結する、最も論理的なカテゴリ。
最初にアプローチすべき理由: 「機内英会話」は英語学習の最強動機。マイル経済圏が完成しており、5,000マイルからの体験交換プログラムが既存。
- 英語学習シナリオ親和性
- 「機内で客室乗務員と話す」「免税品購入」「乗継案内」「入国審査」—ANA運航ルートに紐づくシナリオが量産可能。
- 提供できる修了特典
- ANAマイル500-2000pt付与/ラウンジ1回利用券/プレミアム機内食試食イベント/パイロット・CA体験ツアー
- 体験マーケへの積極度
- 「ANAにキュン!」「金継ぎ・坐禅・写経マイル交換」など、体験型マイル交換に既に積極投資。修了特典の枠が既存システムにそのまま乗る。
- ターゲット相性
- 30代後半〜50代で旅行・出張経験のある層と完全一致。スピークバディユーザーの主要属性と重なる。
- 窓口アクセス
- マイレージ事業本部・ブランドコミュニケーション部。中堅以上の役職者との接点必要だが、紹介経路があれば有望。
PROS動機の論理的接続最強・既存マイル経済圏活用・顧客層完全一致
CONS意思決定階層深い・コラボ実績が固い領域に偏る
最初にアプローチすべき理由: 「体験を売る」がブランドの中核戦略。日本工学院との教育パートナーシップ実績あり、学習×体験の文脈に違和感がない。
- 英語学習シナリオ親和性
- 「インバウンド対応の宿泊接客」「温泉文化を英語で説明」「日本食レストランでの英会話」など、海外出張・インバウンド対応シナリオが自然。
- 修了特典
- OMOブランド宿泊割引/界の温泉日帰り体験/ご近所ツアー無料参加
- 体験マーケへの積極度
- 2026年以降、周辺アクティビティ会社とのオンライン連携強化を発表済。「OMO」ブランドのご近所ツアー・地元飲食店連携など 体験プラットフォーム化路線 を明示。
- ターゲット相性
- 30代後半〜50代の「ご褒美旅行」需要と完全一致。スピークバディユーザー層のリワードとしての価値が高い。
- 窓口アクセス
- マーケティングチームのフラットな組織文化。星野代表へのアクセスは難しいが、本部スタッフへの直接打診で進む可能性あり。
PROSブランド戦略が完全一致・教育連携実績・組織フラット
CONS特典原価が高い・スケールしにくい・修了率コントロール必須
- 英語学習シナリオ親和性
- ANAと同等の機内英会話シナリオ。差別化は「JAL路線特化(米州・東南アジア)」。
- 修了特典
- JMBマイル付与/JALカード入会特典/呑みものイベント参加権
- 所見
- ANAが断られた場合の代替候補。スピークバディユーザー属性上はANAとの親和性がやや高いため優先度はANAの後。両者並行打診も戦略上アリ。
PROSANA併行打診で交渉力UP・体験マイル交換実績
CONSANA優位の市場・コラボ判断速度はANAより遅い傾向
- 英語学習シナリオ親和性
- 「チェックイン・チェックアウト」「コンシェルジュへの質問」「ルームサービス」など出張英語の本丸。
- 修了特典
- ポイント付与/ラウンジ1回利用券/朝食無料券
- 所見
- 外資系のため意思決定は本社経由でハードル高い。日本法人窓口は紹介ベース必須。グローバル展開構想時に再優先。
PROS出張英語の鉄板・ポイントシステム成熟
CONS本社経由判断・PoC段階では非効率
カテゴリ 3 / ライフスタイル・アパレル
接点規模は大きいが「英語学習」との文脈接続にひと工夫要。第2波候補。
UNIQLO(ファーストリテイリング)
△ 再評価
【2026-05-27 再評価】 国内店舗利用前提では「なぜ英語で学ぶのか」の文脈接続が弱い。海外UNIQLO店舗(NY/パリ/上海)でのショッピング体験に絞り込めば◎候補に戻り得るが、その場合は「海外店舗利用者の母集団」が極端に狭くなる課題が浮上。第2波保留。
- 英語学習シナリオ親和性(再評価)
- 国内利用: 「なぜ英語で?」が成立しない。海外店舗版: NY 5番街店、パリ・オペラ店等での「サイズ違いを試着したい」「素材を英語で確認」など、海外旅行時シナリオに限定すれば成立。
- 修了特典
- UNIQLOクーポン/ヒートテック1着無料/コラボUTシャツ抽選
- 所見
- 柳井氏のグローバル志向との一致点はあるが、PoC段階ではよりピュアな「英語必然性」を持つ外資系ブランドを優先すべき。中長期で「海外駐在前研修×UNIQLO海外店舗マップ」のような形で再浮上の可能性。
PROSグローバル展開ブランド・話題性
CONS国内店舗で「英語必然性」成立せず・海外店舗利用者層が限定的
【2026-05-27 再評価】 国内利用が圧倒的多数のため 「なぜ英語で?」の文脈構築が困難。MUJI passport の流用は魅力的だが、英語学習との接続軸が「シンプルライフを英語で語る」では弱い。第2波保留。
- 英語学習シナリオ親和性(再評価)
- 「海外無印(Found MUJI)店舗での日本文化の英語説明」など特定文脈は作れるが、無理がある。UNIQLOに比べてもさらに「英語必然性」の主張が弱い。
- 修了特典
- MUJIマイル付与(既存ロイヤリティと連動)/MUJIギフトカード/無印良品週間限定先行特典
- 所見
- ブランドイメージとの相性は◎だが、「英語の必然性」軸では落第。PoC優先順位は外資系ホテル・航空への譲りが妥当。
PROSロイヤリティ基盤あり・教育的ブランドイメージ
CONS「英語必然性」が極めて弱い・国内利用前提のブランド資産
- 所見
- Nike Run Club、Nike Training Clubなどデジタル習慣化サービスを既に持つため、「学習×ブランド」の文脈は接続可能だが、本社判断必須でPoC段階では非推奨。グローバル展開フェーズで再検討。
- 所見
- ブランドフィット◎、ターゲット層もエリート・ホワイトカラーと一致するが、外資系で日本側裁量が限定的。中長期候補。
カテゴリ 4 / 流通・EC・フィンテック(経済圏)
特典の発行・流通インフラとして「乗っかる」価値が高い領域。ブランド主役よりプラットフォーム連携の文脈。
- 英語学習シナリオ親和性
- シナリオの主役にはなりにくいが、「修了したらXXポイント付与」という形で特典側プラットフォームとして優秀。
- 修了特典
- 楽天ポイント100-500pt付与(原価1pt=1円換算で低額・大量配布可能)
- 所見
- PointClubアプリのリニューアル(2025年10月)でミッション機能が拡充。「学習ミッション」枠としての提案可能性あり。ブランド単独の世界観構築は不可だが、横展開時のインフラとして強力。
PROS低原価・大量配布可能・既存ミッション枠あり
CONSブランド世界観の主役にならない・体験ではなくポイント
- 所見
- 2025年7月にイーサリアム連動の「ポイント運用」体験キャンペーンを実施するなど、ミッション型UXに積極投資。学習修了をミッション化する設計が組織文化と合致。楽天と同様、プラットフォーム枠として有望。
PROSミッション型UX積極・ソフトバンク経済圏
CONS体験ブランド色は弱い・「ポイント付与」止まり
カテゴリ 5 / 第3波(PoC段階では非推奨)
提案の文脈設計コストが高い、または既存施策との競合があるため、PoC成功後の横展開フェーズで再検討。
- 所見
- USJは既に多数のスポンサー企業と提携体制(マーケティングパートナー制度)があり、提案フォーマットが完成済み。逆に言うと 「決められた箱に入る」必要があり、ビジネスモデルとしての柔軟性は低い。Disneyは本社判断必須でPoC段階では非効率。
- 修了特典
- パークチケット割引/オリジナルグッズ/限定アトラクション体験
PROSブランド力最強・話題性
CONS提案テンプレに収まる必要・PoCの自由度低い
- 所見
- 修了特典として「試乗」「カーシェア」を出せれば面白いが、英語学習シナリオとの文脈接続が弱い。クーポン原価が高く、ターゲット顧客の購買サイクルとも合わない。中長期で「海外駐在前研修×トヨタグローバル」等の文脈設計で再検討。
- 所見
- 資生堂は「Beauty Key」会員サービスを2022年開始しロイヤリティ強化中。SK-IIは「Future X Smart Store」で体験型に投資。ただしターゲットが女性中心のため、法人英語学習プラットフォームの社員層と部分一致にとどまる。特定企業(女性比率高い職場)向けのバリエーション施策として可能性。
- 所見
- シナリオ親和性は高い(注文英会話の定番)が、ブランド層がスピークバディ法人ターゲット(大企業ホワイトカラー)から外れる。家族・若年層向け施策としては候補。
PLATFORM STRATEGY / ギフティの位置づけ整理
ギフティ(giftee)の役割再定義
当初「ギフティ経由でブランドを束ねる」案を検討したが、ギフティを通じてもブランド側の協力(愛着醸成・コンテンツ共同設計)は引き出せないという課題がある。ブランドがスポンサーとして動くには直接交渉が必須。ギフティは「特典の配布インフラ」または「営業の入り口(紹介経路)」として活用するのが現実的。
⚠️ 方針確定(田中 2026-05-27): ブランドとの連携はダイレクト交渉が本筋。ギフティ経由では「ブランド体験・愛着醸成」という価値がブランド側に降りない。ギフティの現実的な使い道は以下2つに限定する:
① 特典配布インフラ — ブランドと直接合意した後、クーポン配布の技術的な仕組みとして活用
② 営業パートナー(紹介経路) — ギフティの既存ブランドネットワークを使って担当者につないでもらう入り口として活用
1. ギフティ社の概要とビジネスモデル
株式会社ギフティ(東証グロース上場・銘柄コード4449)は、eギフトを軸に法人向けのデジタルギフト・福利厚生・マーケティングプラットフォームを展開する企業。
- 取扱規模: 170+ ブランド・1,000+ ギフト種類 を一括で扱える
- 累計導入実績: 70,000件超(2025年12月時点)
- 主要サービス: giftee for Business / giftee API / giftee Box / giftee Benefit(福利厚生)/ giftee Port(ポイント交換)/ えらべるPay
- 大手導入企業(公開事例): 大和証券・DeNA・三菱自動車工業・三井住友カード・みずほ銀行・三井住友トラスト・大阪ガス都市開発・LINE Digital Frontier・KCJ GROUP・IHIターボサービス
2025年の主要アップデート:
- 9-10月: カフェ・飲食系10ブランドを新規追加
- 11月: giftee Benefit を福利厚生プログラム基盤として刷新(割引購入+クーポンアプリ+月200円ポイント還元)
- IHIターボサービスなど複数業界の福利厚生に採用拡大中
2. ギフティに展開している主要ブランド(カテゴリ別)
調査範囲で確認できる主要ブランド。「学習修了特典」として違和感ないラインナップが揃う。
CAFE
スターバックス
タリーズコーヒー
アフタヌーンティー・ティールーム
サンマルクカフェ
上島珈琲店
コメダ珈琲店
Blue Bottle Coffee
CONVENIENCE / 飲食
ローソン
ファミリーマート
すかいらーくグループ
吉野家
Uber Eats
ミスタードーナツ
サーティワン
EC / プラットフォーム
Amazonギフトカード
えらべるPay
giftee Box(〜100ブランド束)
カテゴリ(さらに広く)
ファッション
レジャー・リラクゼーション
日用品
スイーツ
体験ギフト
※「giftee Box」は 最大100ブランド・500商品種類 から受け手が選べる「束ね型」eギフト。福利厚生用途で最も使われている形式。
3. ギフティの法人顧客層 — スピークバディと重なる
ギフティ公式の業界カバレッジは 金融・保険/不動産/自動車/人材/ゲーム/Web/通信。これは スピークバディ法人事業の主要ターゲット(大企業の人事・研修部門)と高い重複度 を持つ。
- 金融・保険系: みずほ銀行・三井住友トラスト・三井住友カード・大和証券
- 大手製造業: 三菱自動車工業・IHIターボサービス
- テック・Web: DeNA・LINE Digital Frontier
- インフラ・エネルギー: 大阪ガス都市開発
これらは スピークバディがすでに営業対象としている法人顧客カテゴリと完全に重なる。クロスセル余地が見える。
4. スピークバディ × ギフティ コラボ可能性(3パターン)
提携モデルとして整理した3つのパターンを比較する。
PATTERN A
束ね型「修了特典」インフラとして活用
スピークバディ学習修了者に「giftee Box」を発行 → 受講者が 100+ ブランドから自由選択。スピークバディ側は個別ブランドと交渉不要。
メリット: 個別交渉ゼロ・実装最速・受講者の選好に対応可能・コンプラ説明が容易
デメリット: ブランド世界観の主役にならない・「Duolingo×Luckin級」のバイラルは起きない・ギフティ手数料が乗る
実現可能性: ◎ 最高(既存サービスに乗るだけ・1ヶ月で開始可能)
PoCコスト: 低(giftee Box単価×完走者数)
PATTERN B
ギフティをスピークバディのポイントプログラムに統合
スピークバディ内で「学習ポイント」を貯めて、ギフティ経由で 好きなブランドのギフトに交換。giftee Port(ポイント交換プラットフォーム)が既存インフラとして利用可能。
メリット: 継続学習インセンティブ設計が深くなる・楽天/ANA級の経済圏化への布石
デメリット: スピークバディ側にポイント管理機能の開発要・税務処理(給与とみなされる可能性)の整理要
実現可能性: ○(中規模実装・3-6ヶ月)
PoCコスト: 中(開発工数+税務確認)
PATTERN C
ギフティの法人顧客にスピークバディをクロスセル
ギフティ法人顧客(大和証券・DeNA・三井住友等)の人事・福利厚生担当に、ギフティ営業経由で スピークバディを紹介。共同セミナー・福利厚生パッケージ。
メリット: スピークバディ単体での営業より接触効率高い・人事決裁者と既に関係構築済み
デメリット: ギフティ側のメリットが薄い(紹介手数料モデルが必要)・スピークバディが「ギフト」扱いされる文脈差リスク
実現可能性: △(ギフティ側の動機設計が要)
PoCコスト: 中(営業アライアンス設計)
方針確定後の整理: パターンAは「ブランド体験」ではなく「汎用ギフト特典」に過ぎず、ブランド側の協力を引き出せない。本筋はパターンC(営業パートナー)+ ブランドへのダイレクト交渉。ギフティは合意済みブランドの特典配布インフラとして後から活用する位置づけ。
5. ギフティ経由で狙えるブランド候補(既存リストへの追加評価)
ギフティに既に出品されているブランドの中から、前回のポテンシャル評価に沿って整理。個別交渉ゼロで実装可能な「既製品リスト」として活用できる。
- 所見
- ギフティに既出品済み。直接交渉ルートと並行で 「giftee経由でサーティワンクーポン発行」が即日可能。コンセプト検証フェーズで真っ先に使える。
- 所見
- ギフティ「giftee Cafe Box」の中核ブランド。スタバ単独eTicketと並列に発行可能。スタバ本社との直接コラボに進む前の「特典としてのスタバ体験」をPoC可能。
- 所見
- giftee Cafe Box(8ブランド束)として一括導入可能。受講者の地域・好みに応じて選択肢を提供 → 「カフェ系特典」の自由度高い。
- 所見
- 原価が極めて低く(数百円〜)、配布規模が大きいPoCで初期の「ライト特典」として最適。ビジネスパーソン層の日常接点と一致。
- 所見
- 「ブランド体験」の世界観は失われるが、最大多数の受講者に違和感なく訴求できるユニバーサル特典。コンプラ的にも最も無難。
giftee Box(束ね型・最大100ブランド)
◎
- 所見
- 受講者本人が 100+ ブランドから自由に選べる 最強の「逃げ道」特典。「特典の有無で完走率が変わるか」を検証する初期PoCの標準特典として推奨。
出典: giftee for Business 公式 /
giftee for Business About /
giftee 導入事例一覧 /
giftee Cafe Box /
giftee Benefit 2025年11月リニューアル /
giftee Box 公式リリース /
Web担当者Forum: 累計7万件突破
GLOBAL BRANDS / 英語必然性 = MAX
英語の必然性が高いブランド — 海外×外資系編
アイデアの本質: 「英語を使わざるを得ない文脈でのブランド体験」。国内ブランドとの連携は「なぜ英語で?」の疑問が残るが、海外ブランドを意識させる/海外旅行・出張シーンを学習に組み込むこと自体が英語学習の必然性と直接接続する。ブランド名を連呼すること、海外店舗の景色を学習に持ち込むこと自体が、学習価値の源泉になる。
①外資系ホテルチェーン — 出張英語の本丸
「Check-in / Concierge / Room Service / Late Check-out」など出張英語の鉄板シナリオの宝庫。各社2.5億人超のロイヤリティ会員を持ち、デジタルポイント発行インフラが完成。日本市場では2025年に積極展開中。
英語シナリオ例: 「Could I get a late check-out, please?」「Is there a city tour you'd recommend?」「My room key doesn't seem to work」— 海外マリオット系列(リッツ・カールトン、W、Westin等)でのコンシェルジュ会話、ルームサービス注文、トラブル対応シナリオが量産可能。
- 学習者の「使える感」
- 世界140カ国・8,500ホテル展開。日本人ビジネス層・富裕層出張需要との接点が極めて高い。「Marriott Bonvoy会員」は出張慣れしたビジネスエリートの代名詞。学んだ英語が 来月の出張で即使える リアリティ最大級。
- ブランド側メリット
- 2025年時点で会員数2.7億人(前年比+20%)。日本では「Marriott Bonvoy Moments」でF1日本GP・K-Popイベント等の体験型プロモを実施中 → 「英語学習修了で限定体験招待」の文脈に違和感なくフィット。ホワイトカラー層の日本人会員獲得は重要KPI。
- パートナーシップ窓口
- マリオット・インターナショナル日本法人(東京本社)/Bonvoyロイヤリティチーム。LINE経由のキャンペーン展開実績あり=デジタル接点設計が成熟。提案ハードルは中。
総合ポテンシャル: ◎ — 英語必然性・接点規模・ブランド側予算枠の3つすべてが揃う最有力候補
英語シナリオ例: 「I have a reservation under...」「Could you arrange a taxi for tomorrow morning?」「I'd like to extend my stay by one night」— ヒルトン系列(Conrad、Waldorf Astoria、Doubletree)の全世界展開シーンでの実用会話。
- 学習者の「使える感」
- 世界17ブランド・8,400ホテル・2.5億Honors会員。日本では1963年から60年超の歴史。日本人出張者層のリーチ強度はマリオットと並ぶ最強グループ。
- ブランド側メリット
- 2024-2025年に横浜・京都への新規開業を相次ぎ発表、日本市場拡大中。American Expressと日本市場初の提携カードを発行するなど 日本市場での会員獲得に積極投資中。「学んだ英語をヒルトン系列ホテルで使う」=会員獲得とブランド体験を同時に得られる。
- パートナーシップ窓口
- Hilton APAC /ヒルトン・ジャパン本社(東京)/Hilton Honors Experiencesチーム。同事業ですでに日本国内体験プログラムを展開しているため、コラボフォーマットが既存システムに乗りやすい。
総合ポテンシャル: ◎ — マリオットと並ぶ最有力。同時並行打診で交渉力アップ
英語シナリオ例: ライフスタイル・ウェルネス系コンセプト(Hyatt Centric, Andaz等)でのカジュアル英会話。「Where's the best ramen nearby?」など現地体験提案を引き出す会話。
- 学習者の「使える感」
- 会員4,800万人(2025年Q1で5,600万人・前年比+22%)。マリオット・ヒルトンより会員規模は小さいが、AI主導パーソナライゼーション・「Be More Here」のライフスタイル路線でブランド世界観が明確。
- ブランド側メリット
- ロイヤリティ会員へのターゲットプロモは一般キャンペーン比+20%のコンバージョン。データドリブン施策に積極。日本では2024-2025にCaption by Hyatt 難波・兜町を新規開業し若年層攻略中。
- パートナーシップ窓口
- ハイアット APAC マーケティング部門。日本拠点は限定的のため、海外本社経由になる可能性あり=判断スピードに難。
総合ポテンシャル: ○ — マリオット・ヒルトンに優先順を譲るが、ライフスタイル軸での差別化価値あり
IHG One Rewards(Holiday Inn / InterContinental)
○
英語シナリオ例: Holiday Inn の出張ビジネス英語、InterContinental のラグジュアリー対応英語、Kimpton のカジュアル接客英語など、価格帯ブランド別に英語トーンが学べる。
- 学習者の「使える感」
- 世界100カ国・6,000ホテル・1億超会員。日本では10ブランド60ホテル展開。ANA・楽天との提携が既存=日本市場でのインフラ整備済み。
- ブランド側メリット
- 2025年に「Guest How You Guest(あなたらしく思いのまま)」キャンペーンを東京・大阪の主要駅で展開。「自分らしい体験」=「学習達成後の自分への報酬」 の文脈接続が極めて自然。
- パートナーシップ窓口
- IHG・ANA・ホテルズグループ ジャパン(東京本社)。ANAとの既存合弁構造があるため、ANA経由のアプローチも可能=スピークバディの第1波候補ANAと組み合わせる戦略が機能。
総合ポテンシャル: ○ — ANA経由アクセスが効くなら昇格。単独打診は中優先度
②外資系航空会社 — 機内英語+目的地英語の二段構え
「機内英会話」と「目的地(中東・東南アジア・欧州)での英語」をワンセットで学べる。日本人富裕層・ビジネス層への憧れ系ブランド軸が機能する。日系(ANA/JAL)が第1波候補のため、本セクションは 第1波との補完関係 として位置づける。
Singapore Airlines(KrisFlyer)
◎
英語シナリオ例: 「Could I have another blanket?」「What time will we be landing?」「I'd like to upgrade to Premium Economy」— 世界トップ5評価の機内サービスを受けるための実用英会話+シンガポール乗継時の入国・買い物英語。
- 学習者の「使える感」
- KrisFlyer会員1,000万人達成(2025年3月)。Skytrax評価世界トップクラス=「いつかは乗りたい」憧れ感が日本人富裕層・ビジネス層に強い。シンガポール経由の東南アジア出張需要との一致度高。
- ブランド側メリット
- 2025年9月からANAとの収益共有合弁スタート。日本市場での攻勢を強める段階で「日本人会員獲得施策」への投資意欲が高い。ANAマイレージクラブ&KrisFlyer両者の会員獲得=スピークバディが両社にクロス提案できる構造。
- パートナーシップ窓口
- Singapore Airlines 日本支社(東京)/KrisFlyer部門。Mastercard との「KrisFlyer Experiences」プログラム展開実績あり=体験コラボのフォーマットが既存。
総合ポテンシャル: ◎ — 「ANA × Singapore Airlines × スピークバディ」三角構造の戦略仮説が有望
英語シナリオ例: ファースト・ビジネスクラスの「Could I have the lobster appetizer, please?」「Is the shower available now?」など 富裕層英語の最頂点シナリオ。ドバイ乗継での免税・観光英語も。
- 学習者の「使える感」
- 「最高級フライト体験」のシンボル。スピークバディユーザーの30代後半〜50代層には「いつかEmirates First」というロマンが残る層がいる。日本路線(成田・関空・羽田)の搭乗実機経験で「学んだ英語をすぐ使える」リアリティ。
- ブランド側メリット
- 2025年に学生割引「STUDENT」コード(10%OFF・31歳まで対象)を実施するなど 若年層リーチに積極投資。Skywardsダブルマイルキャンペーン常時実施。羽田の First/Business 客向け無料ショーファーサービスを提供 — 体験プログラムへの投資余地大。
- パートナーシップ窓口
- Emirates 日本支社(東京・大阪)/Skywardsチーム。中東系のため意思決定スピードは外資系の中でも比較的速い。
総合ポテンシャル: ◎ — 「学んだ英語をEmiratesで使う」のロマンと現実性が両立する希少候補
Cathay Pacific(キャセイパシフィック)
○
英語シナリオ例: 香港乗継の入境英語、Asia Miles 経済圏での乗継ホテル予約、Cathay Lifestyle 関連体験での会話。
- 学習者の「使える感」
- 香港経由のアジア・欧州出張需要に強い。日本人ビジネス層では「香港 = 英語必然」の認識が強く、学習動機との接続が自然。
- ブランド側メリット
- 2025年に Cathay Pacific / Cathay Lifestyle / Cathay Cargo / HK Express の4事業軸でブランド再構築中。「プレミアム ライフスタイル」へのリブランディング段階で、新規体験プログラムへの投資余地あり。
- パートナーシップ窓口
- キャセイパシフィック日本支社。プレスリリース頻度が高く、コラボキャンペーン実施に開放的な印象。
総合ポテンシャル: ○ — Singapore・Emiratesに次ぐ第3候補。第2波で打診
英語シナリオ例: ドーハ乗継の中東文化英語、ビジネスクラス「Qsuite」での独立スイート利用英語、超長距離フライトでの機内サービス英語。
- 学習者の「使える感」
- 2024-2025年連続 Skytrax 世界1位。日本路線(羽田・関空)。「世界一を体験する」憧れ需要。
- ブランド側メリット
- スポンサーシップを主戦略とする企業文化。JALとのコードシェア提携あり。日本での体験コラボ実績はEmiratesほど多くない=新規プログラムへのオープンネスは未知数。
- パートナーシップ窓口
- カタール航空 日本支店。提案フォーマット要相談。
総合ポテンシャル: ○ — 「世界1位航空会社」のブランド価値で訴求できれば◎候補に昇格
Hawaiian Airlines(ハワイアン航空)
◎
英語シナリオ例: 「Aloha! Could I get a guava juice, please?」「Is this your first time in Hawaii?」「Could you recommend a beach near Waikiki?」— 機内のハワイアン文化導入英語+現地でのレストラン・アクティビティ予約英語。ハワイ旅行という日本人にとって最も親しみのある海外シーンとの圧倒的親和性。
- 日本市場でのプレゼンス
- 羽田・成田・関空・福岡・札幌・名古屋から 日本路線6空港+ホノルル直行 を運航する日本路線最大級の外資系。日本市場は同社にとってグローバル最重要市場の一つで、日本人旅客比率が突出して高い。日本支社(東京)あり、日本語サービス完備。2024年Alaska Airlinesグループへの統合完了により北米トランジット網が拡大し、新たな英語シーン(米国本土観光)も発生。
- 学習者の「使える感」
- 日本人海外旅行者の「最初の海外」=ハワイという王道シナリオ。スピークバディユーザー(30代後半〜50代)の 家族旅行・新婚旅行・個人旅行 シーンとの一致度が極めて高い。「学んだ英語が次のハワイ旅行で即使える」リアリティ最大級・心理ハードル最小。
- ブランド側メリット
- HawaiianMiles 会員プログラム+Pualani Goldなどステータス制度あり。「ハワイ語+英語」のブランド世界観はDuolingoスタイルの教育系コラボと整合性が高い。Alaska統合後の日本市場再活性化フェーズ=新規プロモ予算が動きやすいタイミング。コードシェアパートナーJAL経由のアクセスも可能。
- パートナーシップ窓口
- ハワイアン航空 日本支社(東京)/HawaiianMiles マーケティングチーム。ハワイ州観光局(HTJ)との連動キャンペーンが多数あり → 観光局経由・JAL経由・直接アプローチの3経路が並走可能。意思決定スピードは外資系航空の中でも比較的速いと推測。
総合ポテンシャル: ◎ — 「ハワイ × 英語」という日本人海外旅行の王道シナリオ。Marriott/Hiltonと並ぶ最有力候補
③国内ブランドの「海外シーン」設計 — 既存ブランド資産を活かす
既に親しみのあるブランドを海外文脈で再フレーミングすることで「英語必然性」を一気に高める。学習者にとっての心理的ハードルが極めて低い独自アプローチ。
英語シナリオ例(海外文脈): 「Can I get a Tall Caramel Macchiato with oat milk, please?」「My name is...」(海外店舗ではカップに名前を書かれる文化)「Could I get a stamp on my card?」— 日本にはない「名前を聞かれる」体験、サイズ呼称の違い(Shortなし)、カスタマイズ自由度の高さが学習価値。
- 国内利用との違い(明示)
- ① 名前を聞かれる文化: 海外店舗ではバリスタが必ず名前を聞き、カップに記入、呼び出し。日本ではこの体験がない=新鮮な学習トリガー。② サイズ呼称: 海外はShortなしでTall始まり。③ カスタマイズ自由度: ミルク変更、シロップ追加、エクストラショット等の指示英語。④ "Sauce" vs "Drizzle" など海外特有の用語。
- 学習者の「使える感」
- 世界80カ国・38,000店舗。出張・旅行先で 絶対遭遇する場所。「学んだ英語が次のNY/LA/シンガポール出張で即使える」リアリティ最大級。スピークバディ会員層との重なりも巨大。
- ブランド側メリット
- スターバックスは「Starbucks Odyssey」「マイコーヒーパスポート」など web3 体験プログラムを継続展開中。「海外スタバ訪問チャレンジ修了で日本のスタバ特典」 のような循環設計はブランド世界観と完全整合。
- パートナーシップ窓口
- スターバックス コーヒー ジャパン本社(東京・品川)。第1波(国内スタバ)と同窓口だが、「海外スタバ文脈」での提案は新規性があり、社内インパクトが大きい。
総合ポテンシャル: ◎ — 既存第1波の「国内スタバ」を「海外スタバ」軸に再構築すれば英語必然性が劇的向上
星野リゾート(海外拠点版 — ハワイ・中国・台湾)
○
英語シナリオ例(海外文脈): ハワイ・ワイキキの「サーフジャック ハワイ」でのチェックイン英語、サーフィン関連の会話、ハワイアン文化の英語紹介。今後の海外展開時はこのシナリオが拡大予定。
- 国内利用との違い(明示)
- 国内星野リゾート(界・OMO・リゾナーレ)は基本日本語接客。ハワイ「サーフジャック ハワイ」と中国「嘉助天台」では英語接客が中心。「日本ブランドのホスピタリティを海外で英語で受ける」という独特な体験設計が可能。台湾進出の情報は調査範囲では未確認だが、海外展開強化方針は明示済み。
- 学習者の「使える感」
- 「ハワイの星野リゾートで日本式おもてなしを英語で」という独自シナリオは 他社が真似できない強み。ただし海外拠点が現状2軒(ハワイ・中国)のため、シナリオ量産性に限界。
- ブランド側メリット
- 海外展開強化方針+語学力向上を社員育成軸に明示中=「海外勤務人材育成プログラムとしてのスピークバディ採用」=本気のB2B提案として刺さる可能性。
- パートナーシップ窓口
- 星野リゾートマーケティングチーム(東京/軽井沢本社)。第1波と同窓口だが、提案軸を「海外展開対応」に変える=ブランド戦略に直結。
総合ポテンシャル: ○ — 第1波の延長として「海外展開人材育成パッケージ」軸の提案が有望
④海外ショッピングブランド — 旅先の購買シーン
海外旅行先で「絶対に遭遇する」グローバルチェーン。試着・購入・返品交渉といった実用英語シナリオが豊富。日本進出済みブランドも多く、ブランド認知ゼロから始めなくていい利点。
英語シナリオ例: 「I'd like to book a Genius Bar appointment」「My iPhone screen is cracked, can you replace it?」「Could you help me set up my new iPad?」— 海外Apple Storeでの修理・購入・サポート英語。NY 5番街、ロンドン・コヴェントガーデン、上海・南京東路など世界500店舗超。
- 国内利用との違い(明示)
- 国内Apple Store(銀座・表参道等)も英語対応可能だが、海外店舗では 「英語のみで完結」が標準。Genius Barでの製品トラブル相談は 高難度かつ高ニーズの英語スキル。「海外出張中にiPhoneが壊れた」シナリオは出張者の悪夢=学習価値が極めて高い。
- 学習者の「使える感」
- ビジネスパーソン層の100%が iPhone/Mac を所有。海外出張中の製品トラブルは現実的リスク。「保険的英語スキル」として学ぶ動機が強い。
- ブランド側メリット
- Apple公式の体験プログラムへの組み込み実績は少ない=コラボ難易度高。ただし「Today at Apple」教育コンテンツ路線との親和性は理論上◎。Apple Ginza四階建てリニューアル(2025年9月)など日本投資積極期。
- パートナーシップ窓口
- Apple Japan +本社判断必須=PoC段階では非現実的。シナリオコンテンツとしての「Apple Store風」設計(公式コラボなし)からスタートし、実績後に正式コラボ提案するのが現実解。
総合ポテンシャル: ◎(シナリオ価値)/△(公式コラボ難易度)— 「公式コラボなし版」での先行コンテンツ化が現実的
英語シナリオ例: 「Do you have this in a smaller size?」「Where's the fitting room?」「Can I return this with the receipt?」— ファストファッションの試着・購入・返品シーン。スペイン本社の欧州・米州店舗での購買体験。
- 国内利用との違い(明示)
- 日本のZARAは在庫がやや限定的、海外(マドリード・パリ・NY)は全アイテム揃う充実度。海外旅行時の「日本にない最新コレクションを買う」シーンで英語必然性発生。
- 学習者の「使える感」
- 2,700店舗超を100カ国超に展開。日本人観光客の欧州旅行で 必ず立ち寄るブランド。実用度の高い基本英会話シナリオ。
- ブランド側メリット
- Inditex本社(スペイン)判断のため、日本独自コラボの実現難易度は高い。日本進出済みだが、コラボ実績は限定的。
- パートナーシップ窓口
- ZARA Japan(東京)/Inditex本社経由。スピード期待しにくい。シナリオコンテンツ先行が現実的。
総合ポテンシャル: ○ — 公式コラボより「海外ファストファッション店」シナリオの代表として扱う
英語シナリオ例: ZARAより上品な接客トーン、欧州市場での「ややフォーマル」な購買会話。
- 所見
- バルセロナ発、110カ国2,700店舗。日本撤退済(直営店なし)のため、「日本では買えないが欧州では会える」 希少性ブランドとして英語学習文脈にハマる可能性。コラボ窓口は欧州本社=PoC段階では非現実的。シナリオコンテンツとしての位置づけ。
総合ポテンシャル: ○(シナリオ素材として)/△(公式コラボ難易度)
英語シナリオ例: 中国・東南アジアでの家電購入英語(北京、上海、ジャカルタ、バンコク等)。
- 所見
- 世界15,000店舗超(中国1,000+ASEAN拠点多数)。ただし 中国・東南アジアでの店舗利用は実は英語より現地語+中国語が主軸=「英語必然性」が他候補に比べ弱い。2025年に日本進出本格化したが、日本店舗利用前提では英語必然性ゼロ。本軸からは外れる候補。
総合ポテンシャル: △ — 英語必然性が低く本軸候補から除外。参考のみ
補足: アジア圏ブランドの整理 — 言語問題と中国市場の可能性
本レポートの「英語必然性」軸はあくまで「学習者が英語を使う必然性」。アジア圏ブランドは現地語が主軸になるため、原則として本軸からは外れる。ただし中国の外資系ホテル・航空・ラグジュアリー店舗は「ビジネス英語が共通言語になる」例外領域として可能性を保留。
韓国ブランド △(本軸から除外)
韓国コスメ(Amorepacific / Olive Young)、韓国エアライン(大韓航空/アシアナ)、ロッテ・新羅免税店等は使用言語が韓国語のため、英語学習との接点が極めて弱い。日本人の韓国旅行需要は大きいが、本ビジネスモデルの「英語必然性」軸では成立しない。本軸候補から除外。ただし将来「多言語学習プラットフォーム」へ拡張する際は最有力候補となる。
中国市場(外資系ホテル・空港・ラグジュアリー) △〜○(可能性保留)
「中国でのビジネス英語」という切り口は面白い可能性あり。上海・北京・深圳のマリオット系列・ヒルトン系列・リッツカールトンでは 外資系企業の中国出張者層が英語を共通語に使う シーンが日常的に発生。中国国内線の機内・空港ラウンジ(北京首都空港・上海浦東等)も英語アナウンス完備。中国系ラグジュアリーホテル(マンダリンオリエンタル中国拠点・嘉里大酒店など)も英語接客が標準。
シナリオ仮説: 「Beijing/Shanghai 旅行英語」コース → 中国旅行・出張時の空港・ホテル・レストランシーンを英語で。中国・アジア旅行に関心のあるスピークバディユーザー(30代後半〜50代)に直撃する。
制約と保留理由: 中国本土ブランドとの直接コラボは政治・規制リスクが大きい。「中国市場の外資系ホテル・航空(既出のMarriott・Hilton・Singapore Airlines等)の中国シーン版」 として既存候補に組み込むのが現実解。中国国内ブランド単独のコラボはPoC段階では非推奨。
東南アジア(シンガポール・タイ・ベトナム等) ○(既存候補に内包)
シンガポールは英語が公用語、タイ・ベトナム・マレーシア・インドネシアの主要都市・観光地は英語通用度が高い。Singapore Airlines・Cathay Pacific・東南アジア出張シーンは既に第1波・第2波の外資系航空カードでカバー済み。地域別ブランド(シンガポールの Raffles Hotel、タイのバンコク Marriott等)も既存ホテル候補に内包される。
田中さん判断(2026-05-27)
「韓国・中国は使用言語の問題で本軸対象外が原則。ただし中国の外資系ホテル・空港・ラグジュアリーシーンは可能性ありとして△〜○評価で保留」。アジア圏は慎重に・既存候補の地域文脈バリエーションとして扱う方針。
英語必然性マトリクス — 必然性 × 特典出しやすさ
全候補を「英語必然性(高/中/低)」×「特典の出しやすさ(高/中/低)」の2軸で配置。右上(必然性高×特典高)が最有力PoC候補。
|
特典出しやすさ:高 (低原価・即発行可能) |
特典出しやすさ:中 (ポイント・体験等) |
特典出しやすさ:低 (本社判断・予算大) |
必然性:高 海外シーン直結 |
海外スタバ
サーティワン(海外旅行文脈)
ローソン/ファミマ(海外乗継)
|
Marriott
Hilton
Singapore Airlines
Emirates
Hawaiian Airlines
Cathay
Qatar
Hyatt
IHG
星野(海外)
|
海外Apple Store
ZARA(海外)
MANGO(海外)
|
必然性:中 グローバル軸で接続可 |
国内サーティワン
タリーズ
|
ANA
JAL
国内スタバ
楽天ポイント
PayPay
|
UNIQLO(海外店舗版)
Nike
Lululemon
|
必然性:低 「なぜ英語?」成立しない |
国内ローソン/ファミマ
ドミノピザ
|
UNIQLO(国内)
無印良品(国内)
マクドナルド
|
トヨタ/Honda
資生堂/SK-II
Disney/USJ
Xiaomi
|
赤チップ = 最優先PoC候補(◎)
黄チップ = 第2波候補(○)
白チップ = 参考・第3波(△)
ターゲット層親和性マトリクス — スピークバディ主要ユーザー × ブランド
スピークバディユーザーの典型ペルソナ(30代後半〜50代・旅行/海外関心あり・英語学習動機が高い層)と、上位10候補ブランドの親和性を4軸で評価。右端「総合」が高いブランドほどPoC優先度が高い。
| ブランド |
年齢層親和性 30後半〜50代 |
出張/旅行頻度 の重なり |
予算感 価格帯一致 |
ブランド共感 ステータス憧れ |
総合 |
| Marriott Bonvoy |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎◎ |
| Hilton Honors |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎◎ |
| Singapore Airlines |
◎ |
◎ |
○ |
◎ |
◎ |
| Hawaiian Airlines |
◎ |
◎ |
◎ |
○ |
◎ |
| Emirates |
◎ |
○ |
○ |
◎ |
◎ |
| Starbucks(海外文脈) |
○ |
◎ |
◎ |
○ |
○+ |
| Hyatt |
◎ |
○ |
○ |
○ |
○ |
| IHG(Holiday Inn / InterContinental) |
◎ |
◎ |
○ |
○ |
○+ |
| Cathay Pacific |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
| Apple Store(海外文脈) |
◎ |
○ |
◎ |
○ |
○+ |
◎ = 強い親和性
○ = 親和性あり
△ = 弱い親和性
※ ◎◎= 全軸最高評価/○+ = 概ね○ で1軸◎
読み取り: Marriott・Hiltonが全軸◎の 「完全一致」 候補。Singapore Airlines・Hawaiian Airlines・Emirates は航空3強で全社◎評価圏。Hawaiian Airlinesは 「家族・社員旅行・新婚旅行」の親和性の高さ で予算感◎評価。これら5社が 「第1波・実質的なヒアリング対象」 を構成する。
新たな最優先順位(2026-05-27改訂版)
- 第1波(◎・最優先): Marriott Bonvoy / Hilton Honors(外資系ホテル2強並行打診)+ Singapore Airlines / Hawaiian Airlines / Emirates(外資系航空3社並行打診)+ 海外スタバ文脈(既存第1波の再フレーミング)
- 第2波(○): Hyatt / IHG / Cathay / Qatar / 星野リゾート海外拠点 / 海外Apple Store(シナリオ先行)
- 除外・後回し: UNIQLO国内 / 無印良品国内 / Xiaomi など「英語必然性 低」候補
戦略インサイト: ANA × Singapore Airlines の2025年9月合弁開始は、スピークバディにとって 「日系×外資系」の橋渡し提案の絶好機。ANAマイレージ+KrisFlyer両方を獲得した日本人ビジネス層を共通ターゲットとし、3社合同の「グローバル出張英語プログラム」として提案できる可能性あり。
出典:
Hilton 日本60周年 /
Hilton Yokohama 開業 (2025) /
ITmedia: Marriott Bonvoy 2.7億人 /
Marriott Bonvoy F1日本GP 2025 /
TravelVoice: Marriott Bonvoy 倍速ランクアップ 2025 /
Hyatt Essentials Growth 2025 /
IHG One Rewards 2025キャンペーン /
TravelVoice: 世界大手ホテル会員プログラム比較 (2025) /
Singapore Airlines KrisFlyer 1,000万人達成 /
TTG Asia: ANA × Singapore Airlines 合弁拡大 (2025) /
Singapore Airlines-ANA Joint Venture 公式 /
エミレーツ航空 日本キャンペーン /
TravelVoice: 航空会社ランキング2025 Skytrax /
Cathay Pacific 日本支社プレスルーム /
星野リゾート 海外拠点(ハワイ・中国) /
Apple 銀座 リニューアル 2025-09 /
海外スタバの英語注文ガイド(参考) /
Xiaomi 日本初常設店 2025-03
PITCH STORY / ブランド提案の組み立て方
ブランドパートナーへの提案の組み立て方 — 賀来賢人キャンペーンデータを使った効果証明
「スピークバディに広告予算を振り向ける」という意思決定をブランド側が下すために必要なロジックを、主張 → 4つの理由 → データ証明 → 提案書フレームの順で組み立てる。賀来賢人キャンペーンの実データ(接触頻度・完走率・属性データ)を効果証明の根拠として使う。
1. 提案の主張(コアメッセージ)
CLAIM
「広告予算をスピークバディに振り向けることで、通常広告より 効率的に成果が出る」
これを単独の主張で終わらせず、以下の4つの「なぜそうなのか」で支える。
2. なぜ通常広告より効率的なのか — 4つの理由
1接触頻度が圧倒的に高い
バナー広告は1回限りの印象。スピークバディは 週3〜5回・1回15〜30分 の学習の中でブランドシーンに繰り返し接触する。「1回限りの視聴」ではなく「継続的な学習」の中で目に触れる。
2購買力の高い層へのピンポイントリーチ
30代後半〜50代のビジネスパーソン(有料課金者)は、旅行・外食・ホテル等への支出意欲が高い層。広告のリーチ規模を追うのではなく、購買確度の高い層に絞ってリーチできる。
3感情移入型の接触
学習者は「そのブランドのシーンで英語を使う」体験をする。単なる広告視聴ではなく、自分がそのブランドの場にいるイメージが形成される。心理学的に「身体化された接触」の効果は通常広告の数倍。
4修了特典でクロージング
コース完走 → 実物の体験(クーポン等)が得られる → 購買行動に直結。広告の「認知 → 想起 → 購買」の長いファネルを、「学習 → 完走 → 体験」の短いファネルに圧縮できる。
3. 賀来賢人キャンペーンデータの活用方法
スピークバディで実施した「賀来賢人さんと話せるコンテンツ」キャンペーンのデータを、提案の 根拠データ として使う。以下が「提案資料に載せるデータの型」。実数値は提案先・タイミングに応じて埋める。
| データ項目 |
提案での使い方 |
収集先 |
コンテンツ完走率 (何%が最後まで到達したか) |
エンゲージメント率の証明 = ユーザーがコンテンツにどれだけ引き込まれるか。通常広告のCTRと並べて、桁違いに高いことを示す。 |
スピークバディ社内データ |
| ユニークユーザー数・セッション数 |
リーチ規模の証明。賀来賢人キャンペーンで何人が触れたか、1人当たり何回触れたかを提示。 |
同上 |
| 有料課金ユーザーの割合 |
「購買力の高い層にリーチできる」の証明。月額課金を続けるユーザーは可処分所得・継続消費意欲が高い証拠。 |
同上 |
| DAU・学習継続率 |
「ちゃんと使われているアプリ」の証明。インストール数ではなく「日次でアクティブ」「翌週も継続」の数字で「広告枠としての品質」を示す。 |
同上 |
| 旅行・海外生活編など特定目的学習層のボリューム |
ターゲットとの親和性証明。例: ホテルに提案する時「旅行英語を学んでいる層が○万人います」と具体規模で示す。 |
同上 |
※ 賀来賢人キャンペーンは「タレント/著名人コンテンツ」だが、提案上は 「ブランドコンテンツの先行PoC」 として位置づける。本人の知名度 → ブランドの知名度に置換した時の効果類推をブランド側に説明する材料となる。
4. 初回ヒアリング後に使う1枚企画書のフレーム(A4 1〜2枚)
初回ヒアリング(30分)で得た情報をもとに、以下の5パートで構成する提案フレームを当てはめる。
PART 1
WHOどんな人が使っているか
属性・購買力・旅行意欲。年齢層・職種・年収帯・興味関心のデモグラを1枚で。
PART 2
HOW MANY規模感
ユーザー数・DAU・有料比率。ブランド側が「リーチ価値があるか」を判断する数字。
PART 3
ENGAGEMENTエンゲージメント証明
賀来賢人データ: 完走率・接触頻度・継続期間。「広告枠との違い」をここで示す。
PART 4
YOUR STORY御社ブランドのシナリオ例
例: ヒルトンなら「ロビーでのチェックイン英会話」「ベルマンとの会話」のレッスン構成案。
PART 5
ROIROI試算
想定リーチ数 × 接触頻度 × 完走者への特典コスト。通常広告のCPAと並べて比較。
使い方のコツ
PART 4「YOUR STORY」を ヒアリングで得た情報で具体化 することが提案書の説得力を決める。初回ヒアリングでは「御社の顧客がもっとも英語で困るシーンは?」「ロイヤリティプログラムで一番反応が良い特典は?」を必ず聞く。
制作タイミング: 提案資料の土台(PART 1〜3)は Week 1-2(汎用版)で先行作成。PART 4・5はブランド別ヒアリング後(Week 3-4)に個別カスタム化する。
PoC設計の仮説と検証ポイント
このビジネスモデルが事業として成立するための前提条件と、PoC段階で必ず検証すべき問い。
仮説 1 / 学習者側
「ブランド体験特典は、学習完走率を顕著に押し上げる」
- 従来の法人英語研修の完走率は30-50%とされる
- 仮説: ブランド特典あり群で完走率+20pt以上
- 差分が出ないなら、ビジネスモデル全体の前提が崩れる
仮説 2 / ユーザー継続側
「ブランド特典は、学習継続・有料継続の意思決定要因として独立変数になる」
- 特典の有無でコース完走率・有料継続率が変わるか
- 特典の種類(クーポン・マイル・体験チケット)による完走率への影響差
- 特典原価をブランドが全負担 or スピークバディが一部補填 — どちらのモデルが成立するか
仮説 3 / ブランド側
「広告でも販促でもなく、新カテゴリ"体験マーケ投資"として予算が取れる」
- Duolingo×Luckin Coffeeは中国ではブランド主導・大規模展開で成立
- 日本ブランドのCMO/マーケ部門で、同様の予算枠を確保できるか
- 1ブランド・年間予算規模の現実的レンジを早期に把握
仮説 4 / 経済性
「3者(学習者・スピークバディ・ブランド)すべてが赤字にならない単価設計が可能」
- 特典原価 ≤ ブランド側のCAC換算 が成立するか
- スピークバディの取り分(コンテンツ制作費+プラットフォーム料)の妥当性
- サーティワン1個(原価400円)× 1万人完走 = ¥4M。ブランド側のCAC許容範囲か
検証アクション・優先順位
| # |
検証アクション |
対象 |
期間 |
成功基準 / 注意点 |
| 1 |
サーティワン マーケ本部にコラボ提案アポ取得 |
サーティワン |
4週間以内 |
初回面談で「興味あり」or「テンプレ提案要請」を得る。即拒否なら他案転換。 |
| 2 |
既存ユーザー(B2C 30代後半〜50代)10名に「特典ありモデル」のUXインタビュー |
スピークバディユーザー |
2週間以内 |
7名以上で「完走率が上がりそう」「魅力的な特典」の反応を得る。過半数以下なら特典設計を再検討。 |
| 3 |
1コース(7レッスン×サーティワンシナリオ)の試作 |
社内 |
3週間以内 |
シナリオ作成コストとブランド表現の調整工数を実測。 |
| 4 |
スターバックスへ並行打診(紹介経路探索) |
スタバ |
6週間以内 |
サーティワン進展に関係なく、第2候補の地ならしを並行。 |
| 5 |
ANAマイレージ事業本部への紹介経路調査 |
ANA |
8週間以内 |
BtoBtoC連携の前例事例(教育×マイル)が他社にあるか確認。 |
リスクと反論(バイアス排除)
- 「景品表示法・公正取引上の懸念」: 学習修了特典は景品表示法の「懸賞」に該当する可能性があり、景品の上限額(取引額の20倍・最高10万円)への注意が必要。法務確認を先行して実施。
- 「学習動機の本末転倒リスク」: 特典目当ての受講で、英語学習成果は出ないが完走率だけ上がる事態。学習効果(CEFR向上・スピーキング時間)とのKPI併設必須。
- 「ブランド側の継続コミット」: 単発キャンペーンで終わり、ビジネスとして連続性を持たない可能性。複数年契約のインセンティブ設計が初期から重要。
- 「日本市場の文脈差」: Duolingo×Luckin Coffeeは中国のカジュアル消費文化+Duolingoのカルト的ファン層という条件下での成功。日本のビジネスパーソン×法人研修という文脈で同等の熱量が出るかは別問題。
- 「カニバリゼーション」: スピークバディの既存ブランド・コンテンツ統一感が、各ブランドの世界観挿入で薄まるリスク。学習ライン内での明確な区分け設計が必要。
NEW CATEGORY / 送客モデル
「英語力 → ネクストアクション」送客パートナー候補
ブランド体験型特典モデル(ブランドが広告主)とは独立した収益軸。コース修了者 = 「英語で次のステップを踏もうとしている高意向ユーザー」を、転職・留学エージェントに紹介し送客料・広告費をいただく。
AXIS 1 / 人材紹介
英語力 → 転職・グローバルキャリア
想定コンテンツ: 英語面接対策コース・外資系企業で使う英語・グローバル転職英語
修了後の誘導文: 「あなたの英語力を求めている企業がいます」「英語力を活かせる求人はこちら」
| 候補パートナー |
特徴・優先度 |
| BizReach | 国内最大ハイエンド転職プラットフォーム。英語力求人が多い。◎ |
| JAC Recruitment | 外資系・グローバル転職特化。英語力×専門性の組み合わせに強い。◎ |
| Robert Walters / Michael Page | 外資系エージェントの老舗。ハイエンド層へのブランドイメージ整合。○ |
| HR系株主経由 | 株主関係を活用した直接打診が最速。先方の既存インフラに乗る。◎ |
⚠️ 重要制約: B2C限定。法人顧客向けコンテンツ(法人学習者)への送客導線は設けない。個人ユーザーにのみ表示。
AXIS 2 / 留学エージェント
英語力 → 留学・海外生活
想定コンテンツ: 留学前英語コース・ホームステイ初日から使える英語・語学学校生活シナリオ
修了後の誘導文: 「次は実際に留学してみませんか」「学んだ英語を留学で試す機会はこちら」
| 候補パートナー |
特徴・優先度 |
| Reabroad 🤝 提携済 | ◎ 最優先。スピークバディと業務提携済み。まずReabroadに案件を持ち込むのが筋。他エージェントへの送客もReabroad経由で集約されており、インフラとして既に機能している。 |
| EF Education | 世界最大規模の語学留学機関。田中さん会話実績あり。Reabroadとの連携が先行するため、EFへの直接打診はフェーズ2以降で検討。 |
| その他(ISA・留学ジャーナル等) | Reabroadが集約プラットフォームとして機能するため、個別連携は当面不要。 |
Reabroad優先の論理: 業務提携済みのため打診コストが最小。スピークバディがReabroadの文脈で存在感を持つことはReabroadにとっても良い広告(英語学習高意向層へのリーチが増える)。Win-Winの構造で話を持ち込みやすい。
⚠️ トレードオフ: Reabroadとの連携を深めると他の留学エージェントとの個別連携が難しくなる可能性がある。ただし他エージェントへの送客は既にReabroad経由で集約されているため実質的な機会損失は限定的。Reabroadの存在感が増す点はReabroad側の追い風であり、交渉上の優位性に変換できる。
共通の提案ロジック(どちらの軸でも使える)
- コース修了者 = 「英語を使って次のアクションを起こす意欲が高い層」 → 転職・留学エージェントにとって通常広告より質の高いリード
- スピークバディ側のCPA換算: 修了率×送客転換率で設計。ブランド体験モデルと独立した収益軸として並走可能
- ブランドイメージへの影響: 転職・留学はいずれも「英語学習の自然なゴール」として文脈整合が取れており、サービスの品位を損なわない
PHASE 0 / APPROACH DESIGN
フェーズ0: ヒアリングに向けた具体的アプローチ設計
「最優先候補は決まった」段階の次のステップ。フラットなヒアリングを成立させるための実務設計に踏み込む。「誰に・どう・何を聞くか」を具体化し、明日からの動きに変換する。提案ではなく学びに行く姿勢を貫き、まず3〜5社の中の人と1時間話せる状態を作る。
PART A優先ターゲット選定(5社に絞る)
「英語必然性 × 30後半〜50代親和性 × 予算余地 × アプローチ現実性」の4軸で、最優先ヒアリング対象を5社に絞り込む。第2波の候補は実質「第1波が想定通りに進まなかった場合の保険」として位置づける。
| # |
ブランド |
優先度 |
選定理由(4軸の主要根拠) |
| 1 |
Marriott Bonvoy マリオット・インターナショナル日本法人 |
◎◎ |
① 出張英語の本丸シナリオが量産可能/② 2.7億人のBonvoy会員=日本人ホワイトカラー層との接点桁違い/③ F1日本GP・K-Pop体験プロモを実施中=体験マーケ予算が現に動いている/④ LINE経由のキャンペーン実績=デジタル接点の素地あり。「すべての軸で◎」唯一の候補。 |
| 2 |
Hilton Honors ヒルトン・ジャパン |
◎◎ |
① マリオットと並ぶ会員プログラム規模(2.5億人)/② 横浜・京都新規開業など 日本市場拡大投資中=新規プロモ予算が動きやすい時期/③ Honors Experiencesチームが既存体験プログラム運用中=コラボフォーマットの素地あり/④ American Expressと日本市場初提携カード発行=日本会員獲得KPI明示。マリオットと同時並行打診で交渉力アップ。 |
| 3 |
Hawaiian Airlines ハワイアン航空 日本支社 |
◎ |
① 「ハワイ × 英語」=日本人海外旅行の王道シナリオ/② 30後半〜50代の家族旅行・社員旅行・新婚旅行という主要ペルソナと直撃/③ Alaska統合後の 日本市場再活性化フェーズで予算が動きやすい/④ 観光局(HTJ)・JAL・直接の3経路アクセス可能=紹介経路が複数並走。外資系航空で唯一「全ペルソナ◎」候補。 |
| 4 |
Singapore Airlines (KrisFlyer) SQ日本支社 |
◎ |
① 2025年9月ANAとの収益共有合弁開始=「ANA × SQ × スピークバディ」三角構造の戦略仮説が機能する/② Skytrax世界トップクラス=富裕層・経営層への憧れ系訴求/③ Mastercard連携の「KrisFlyer Experiences」フォーマット流用可/④ 1,000万人会員突破(2025年3月)でPR文脈が新鮮。 |
| 5 |
スターバックス Japan スターバックス コーヒー ジャパン本社 |
○+ |
① 既存第1波候補だが、「海外スタバ文脈」での再フレーミングで英語必然性が劇的向上/② 「Starbucks Odyssey」「マイコーヒーパスポート」等のweb3体験プログラム継続展開=コラボ素地あり/③ ただし「スタバジャパンのフットワーク重さ」リスクあり=直接コラボより「ギフティ経由」並走が現実的。3〜5位の中では一段順位低として位置づける。 |
絞り込み根拠の補足: Emirates・Hyatt・IHG・Cathay は◎候補だが、ヒアリング段階では 「同時に追える数=5社まで」 という現実制約から第2波枠とする。第1波5社で1社でも「興味あり」が出た時点で、第2波の打診タイミングを判断する。
PART Bアプローチ方法別の手順
単一経路に賭けず、外部インタビュー/LinkedIn/知人紹介の3パターンを 並行で動かす。1経路あたり3週間で反応がなければ次経路に切替。
PATTERN 1外部インタビュー(中の人に直接当たる)
狙う部門・役割
- マーケティング部門: ブランドマーケ・デジタルマーケ・体験マーケ担当(CMO直下のチームリーダー〜マネージャー層)
- ブランドパートナーシップ/コラボ担当: 外部ブランドとの提携窓口。ロイヤリティプログラム運営チーム内に多い
- 日本市場マーケ責任者: 外資系の場合「Japan Country Manager」「Director of Marketing Japan」
- ロイヤリティプログラムチーム: Bonvoy / Honors / KrisFlyer / HawaiianMiles 等の会員獲得・エンゲージメント担当
各候補の日本法人・想定窓口(公開情報からの推測込み)
- Marriott: マリオット・インターナショナル日本法人(東京都港区・赤坂)/Marriott Bonvoyロイヤリティチーム・Marketing Communications部門
- Hilton: ヒルトン・ジャパン株式会社(東京都新宿区)/Hilton Honors Experiencesチーム・APAC本部(シンガポール)連携
- Hawaiian Airlines: ハワイアン航空 日本支社(東京都千代田区)/HawaiianMiles マーケティング担当・営業本部長
- Singapore Airlines: シンガポール航空 日本支社(東京都港区)/KrisFlyerチーム・Sales & Marketing Japan
- Starbucks Japan: スターバックス コーヒー ジャパン本社(東京都品川区)/マーケティング本部・パートナーシップ担当
PATTERN 2LinkedIn ダイレクトアプローチ
各ブランドのLinkedIn検索キーワード(複数組み合わせで該当者を絞り込む)
Marriott Bonvoy
Marriott Japan marketing
Bonvoy Japan loyalty
Marriott partnership manager Japan
Brand experience Marriott Tokyo
Hilton Honors
Hilton Japan marketing
Hilton Honors APAC
Hilton Experiences manager
Hilton brand partnership Japan
Hawaiian Airlines
Hawaiian Airlines Japan marketing
HawaiianMiles partnership
Hawaiian Airlines country manager Japan
ハワイアン航空 マーケティング
Singapore Airlines
Singapore Airlines Japan
KrisFlyer marketing
SIA loyalty Japan
SQ partnership manager
Starbucks Japan
Starbucks Japan marketing
スターバックス パートナーシップ
Starbucks Rewards Japan
Starbucks brand collaboration
汎用検索ヒント
"loyalty" + "Japan"
"brand partnership" + 業界名
"experiential marketing" + Japan
"head of marketing" + ブランド名
アプローチメッセージのフレーム
- 日本語 vs 英語: 日本法人勤務者で日本人名が判明している場合は日本語。外資系本社・APAC本社・名前で日本人かどうか不明な場合は英語。迷ったら英語(外資系はLinkedIn=英語が基本想定)。
- 最初に伝えるべき3点: ① 自分が何者か(スピークバディ法人事業責任者・B2B SaaS)/② 何を聞きたいか(売り込みではなく学び)/③ 相手に何が得か(業界トレンドの情報交換)
- 避けるべき言葉: 「ご提案」「ぜひコラボ」「弊社とのパートナーシップ」=売り込み臭が出ると返信率激減。「情報交換」「教えていただきたい」「業界の動向」が正解。
件名・1st メッセージ テンプレート(日本語版)
日本語版 / 件名候補(30文字以内)「英語学習×ブランド体験」の業界動向についてご相談
体験マーケティング領域での情報交換のお願い
スピークバディ田中|30分の情報交換のお願い
日本語版 / 1st メッセージ本文(200〜250文字)○○様
突然のご連絡失礼いたします。
AI英会話アプリ「スピークバディ」の法人事業を担当しております田中と申します。
現在、「英語学習の修了体験 × ブランド体験」という新しい体験マーケティング領域の可能性を探っており、
業界の最前線にいらっしゃる○○様に、率直にお話を伺えればと思いご連絡いたしました。
提案や売り込みではなく、業界動向や貴社のロイヤリティ施策の方向性について
30分ほど情報交換させていただけますと幸いです。
簡単なご紹介資料をお送りすることも可能です。
ご都合のよろしいタイミングをお聞かせください。
田中亮|株式会社appArray(スピークバディ)
法人事業責任者
件名・1st メッセージ テンプレート(英語版)
English Version / Subject Line OptionsIndustry exchange request: Learning × Brand experience
30 min chat: B2B language learning meets loyalty programs
Ryan Tanaka @ SpeakBuddy — quick industry exchange?
English Version / 1st Message Body (~150 words)Hi ○○,
Apologies for reaching out unannounced. My name is Ryan Tanaka, and I lead the B2B business at SpeakBuddy, Japan's largest AI English-learning app (B2B SaaS).
We are currently exploring a new experiential marketing model that connects language-learning completion with branded experiences — and I would love to learn from your perspective on how loyalty programs and brand partnerships are evolving in Japan / APAC.
This is not a sales pitch — I'm genuinely looking to exchange industry insights, and would be glad to share what we are seeing on our side as well.
Would you be open to a 30-minute conversation in the coming weeks? Happy to share a short intro deck beforehand.
Thanks for considering,
Ryan Tanaka
Head of B2B Business, SpeakBuddy
PATTERN 3知人紹介経路の仮説
ホテル・航空業界への接点を持ちそうな人物像
- トラベル系スタートアップ出身者: HafH・Otell・Loco Partners (Relux)・Reluxe・Yanolja Japan等の元社員。マリオット・ヒルトンとは業務提携経験が豊富
- 外資系勤務経験者: スピークバディ社内・前職同期・スタートアップ業界の外資系出身者。LinkedIn 1次接続から逆引き
- マイレージ・ロイヤリティ業界経験者: ANA/JAL/クレディセゾン/JCB Premium経験者。マリオット・ヒルトン・SQ・Hawaiian との連携実務経験あり
- ホテル業界出身者: 元ホテルマンキャリアからスタートアップへ転職した人物。Forbes Japan・宿泊業界誌の取材経験あり
- 外資系広告代理店・PR会社: Edelman / Hill+Knowlton / 電通グローバル等の担当者。観光局案件経由でブランド側と接点あり
- 観光局関係者: HTJ(ハワイ州観光局)/STB(シンガポール)/JNTOから逆引き。Hawaiian Airlines・SQへのアクセスに直結
30秒エレベーターピッチ(紹介依頼時に使う)
FOR INTRO REQUEST / 30 SECOND PITCH
「スピークバディで、新しい体験マーケの仮説を検証しています。英語学習を完走したビジネスパーソンに、ホテル・航空のブランド体験を特典として渡すモデル。Duolingoが中国でLuckin Coffeeと組んで2週間で1,000万杯売った事例の、日本ビジネス層版です。マリオット・ヒルトン・ハワイアン航空・シンガポール航空あたりの体験マーケ・ロイヤリティ担当の方と、フラットに情報交換できる経路を探しています。心当たりありませんか?」
ピッチの使い方: 30秒以内に「何を/誰と/なぜいま」を伝える。話を聞いた相手が「あ、○○さん紹介できるかも」と即連想できる粒度に絞る。長く話すと紹介先が連想されない。
PART Cヒアリング準備資料
ヒアリングを「フラットな情報交換」として成立させるための準備物。「相手にとって有益な情報を持ってきた人」として座席につくための材料セット。
① スピークバディ・ユーザー属性データ(相手に見せる材料)
ヒアリング冒頭3分で「スピークバディとはどんなプロダクトで、どんな人が使っているか」を一目で伝える。数値は推計含む。「推計」ラベルを正直につけ、ヒアリング相手から逆に「正しい数字」を引き出す呼び水として使う。
| 項目 |
数値・特徴 |
根拠 / 出典 |
| 主要年齢層 |
30代後半〜50代推計(社内データの法人ユーザー実利用層に基づく) |
社内データ・社内インタビュー |
| 職種・属性 |
大企業(従業員数500名以上)勤務のホワイトカラー職。グローバル業務/海外出張頻度のある営業・マーケ・開発・経営層。 |
法人顧客リスト・B2Cユーザーデータ(月間アクティブ数・属性・学習継続率・完走率) |
| 法人契約企業数 |
大手企業300社以上(B2C 250万DLと並んで国内最大級)公開情報 |
スピークバディ公式・各種PR |
| 海外渡航経験・意欲 |
海外出張経験者比率 75-85%推計(大企業ホワイトカラー一般値より高め) |
業界一般データから推計 |
| 推定年収レンジ |
700万〜1,500万円が主要層推計(大企業30代後半〜50代ホワイトカラーの一般値) |
大企業従業員調査一般値 |
| 学習継続率(2週間6日以上) |
休眠化率0% (ヘビーユーザー化指標)社内KPI |
社内学習データ分析(user_learning_data.md) |
| 学習頻度 |
平均利用日数: 月15-20日/月平均学習時間: 8-12時間推計 |
社内学習データ |
| 月次更新率 |
91.7%(ヘビー層)社内KPI |
社内データ |
| 想定旅行頻度 |
海外旅行・出張:年2-4回/国内旅行:年4-6回推計 |
ターゲット属性の一般値 |
使い方の注意: 「推計」ラベルは正直につける。ヒアリング相手は「本当の数字は?」と聞いてくる→ そこで実数を出しつつ、相手が 自分のブランドの会員層と重なるかを口頭で確認 していくのが対話の出発点になる。
② 各候補ブランドの広告予算規模・PoC予算想定
各社の日本市場での体験マーケ・コンテンツマーケ投資規模感を、IR・業界レポート・推計から整理。「最小PoC予算」=「相手の決裁範囲で動かせる最小金額」を起点に交渉設計する。
| ブランド |
日本市場の広告予算規模感(推計) |
体験マーケ投資姿勢 |
最小PoC予算想定 |
| Marriott Bonvoy |
日本市場マーケティング予算 数十億円規模(推計)。Bonvoy会員獲得施策は 年間プロモ予算の20-30% を占めると推測。 |
F1日本GP・K-Popイベント体験プログラム実施中=年間数千万〜数億円規模の体験予算が現に動いている |
500万〜2,000万円(地域マーケ担当の決裁範囲内) |
| Hilton Honors |
マリオットと同等の数十億円規模(推計)。日本市場拡大投資中=新規プログラム予算が2025-2026に活発化。 |
Honors Experiences ですでに体験プログラム運営中=コラボ追加予算が動きやすい |
500万〜2,000万円(同上) |
| Hawaiian Airlines |
日本市場は最重要市場のひとつ、推計 年間数億〜10数億円。Alaska統合後の再活性化フェーズ。 |
HTJ・JAL等との連動キャンペーン実績豊富=パートナー連動型予算枠が定常的に確保 |
300万〜1,500万円(観光局共同なら倍増あり) |
| Singapore Airlines |
日本市場マーケ予算 数億〜10億円規模(推計)。ANA合弁開始で2025年下期からの予算組み直し時期。 |
Mastercard連動「KrisFlyer Experiences」など体験プログラム継続実施 |
300万〜1,000万円(合弁連動なら倍増可能性) |
| Starbucks Japan |
日本国内マーケ予算 推計 年間50-100億円。ただしブランド統制が強く、外部コラボ意思決定は本社判断。 |
「Starbucks Odyssey」「マイコーヒーパスポート」等の体験プログラム展開実績あり。ただし意思決定スピードは遅めと推測(フットワーク重い) |
未知数(200万〜未確定)/ギフティ経由が現実的 |
意思決定速度の見立て: 外資系航空(特にHawaiian・SQ)> 外資系ホテル(Marriott・Hilton)> スターバックスJapan の順で、現場マーケ責任者の決裁権限が大きいと推測。「最小PoC予算 300-500万円」を提案できれば、現場決裁で動ける可能性が最も高いのはHawaiian・SQの3社。
③ ヒアリング設計(フラットに聞くための質問リスト)
初回ヒアリング30分の構成。「売り込み」ではなく「業界の今を教えてください」のトーンを最初から最後まで貫く。質問は 相手が話したくなる順番 で並べる。
PHASE 1 / 導入(5分・現状確認)
- 「○○様の現在のチームでは、どのような体験マーケティング施策を実施されているか、概略を教えていただけますか?」
- 「ロイヤリティプログラム会員へのアプローチで、いま最も注力されている領域はどこですか?」(マーケティング部門の優先順位を引き出す)
- 「直近1年で『これは効いた』と感じられた施策があれば教えてください。」(成功体験を語ってもらう=相手が前向きになる)
PHASE 2 / 課題確認(8〜10分・痛点の探索)
- 「日本人会員のエンゲージメント維持で、いま課題に感じられている領域はどこですか?」
- 「ロイヤリティ会員のうち、休眠化/離反化する層への対策で、今後強化したい施策はありますか?」
- 「日本人若手・中堅ビジネス層(30代後半〜50代)へのリーチで、現在最もうまくいっていない接点/うまくいっている接点を教えていただけますか?」
- 「『体験マーケティング』に対する社内予算の優先順位は、ここ1-2年でどう変化していますか?」(予算枠の動きを聞く)
PHASE 3 / アイデア仮説の提示(10分・反応観察)
- 「ちょうど私たちが探索している領域として、Duolingoが中国でLuckin Coffeeと組んだような 『学習体験 × ブランド体験』 のモデルがあります。日本での再現可能性についてフラットなご意見を伺いたく。」(事例提示)
- 「もし御社のロイヤリティプログラムが 『英語学習を完走したビジネスパーソンに、御社の特典体験を渡す』 形で接続した場合、どんな反応・反論が社内で出そうですか?」(思考実験=相手の社内事情を語らせる)
- 「逆に、御社側で『これだけは絶対NG』『これは絶対面白い』という前提・条件があれば率直に教えてください。」(赤線と青信号を引き出す)
PHASE 4 / クロージング(5分・次ステップ確認)
- 「今日のお話を踏まえて、もう少し具体的なたたき台を作って次回ご相談に伺うのは可能でしょうか?」(次回アポの種まき)
- 「もし社内で意思決定に関わる方を もう一名ご紹介いただけそう でしたら、誰がベストでしょうか?」(紹介経路の拡張)
ヒアリング後24時間以内のアクション: ① お礼メール送付(具体的に感謝した会話のポイントを1つ引用=記憶に残す)/② 議事メモを「外向き共有用」「社内記録用」で分けて作成/③ ヒアリング結果を本HTMLレポートに追記し、優先度マトリクスを更新/④ 次のアプローチ候補にも本日の学びをフィードバック。
フェーズ0 アクションサマリー(明日から動ける3つの動き)
- 動き1: 第1波5社(Marriott・Hilton・Hawaiian・SQ・Starbucks)の LinkedIn対象者を各社3名ずつリストアップ。今週中に15名のリストを作成。
- 動き2: 知人ネットワーク(前職・スタートアップ業界・スピークバディ社内)に 30秒ピッチを送り紹介経路を探る。来週前半までに5名以上から反応を集める。
- 動き3: ヒアリング用イントロ資料(A4 1-2枚)を 今週末までに作成。本レポートの「ユーザー属性データ」を中核に。
3週間後マイルストーン: 第1波5社のうち1社以上で、現場マーケ責任者との30分ヒアリング枠を獲得。獲得できた時点で本レポートに「ヒアリング結果」セクションを追記し、次のフェーズ(提案資料・PoC設計)に進む。